今日も昼寝部 〈オーストリア支部〉

移住に最適な国 ランキング第7位(2016)のオーストリアより

初めての妊娠→流産 記録⑤

最初の薬を飲んで三日目の朝。体温36.58度。昨日までまだ高温が続いていたのが、今日グッと下がりました。私の体はもう妊娠状態でないことをちゃんと理解したようです。人の体って本当に不思議。というか生命って不思議。

 

昔、高校生くらいの頃にテレビで見た化学番組で「生は、死によって支えられている」と、細胞のアポトーシスについて解説されていたのが衝撃的で今でもよく覚えています。

何も細胞だけに言えることではなく、生命ってそうなんだと思います。今回の流産についても。人類という種を良い状態で保つために、弱い細胞が自ら死を選んだのだと。

目に見えないほど小さいのに、細胞たちのそのような活動によって我々は支えられているのだ。そう思うと、自分を構成している細胞の一つ一つに感謝の念まで湧いてくる。

 

アポトーシスアポプトーシス[1] (apoptosis) とは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死(狭義にはその中の、カスパーゼに依存する型)のこと。ネクローシス(necrosis)の対義語として使われる事が多い。

   wikipediaより

 

さて、ここ数年、生理がすごく軽くて、二日目でも経血がすごく少なく、生理自体3,4日くらいで終了という感じでした。

もっと若い頃は二日目とかは漏れるのを心配しないといけないくらい量が多かったのに、やっぱり高齢になるにつれてそうなるんでしょうかね。勢いがなくなるといういか。

 

で、今回の流産で久しぶりにかなりの出血の様を見て、変な話、あぁこんなに出て行くものがあったのかぁと感心したのです。

ここ最近の生理時の経血の量では、十分子宮の中がリセットされていなかったんじゃないかなと思いました。

だから、今回の流産にしても、当然の結果だったのかもとすら思えてきます。

十分に寝床が整っていないところへ、受精卵が着床しても上手く育たないんじゃないかな、って。

 

だから、今回の流産は、本当に残念だったけれど悲しかったけれど、次ちゃんと妊娠するためのステップであると信じたい。

そうであってほしい。

 

2,3日前まではそういう考えを持つこともできないくらい落ち込んでいたけれど、今は結構前向きになっています。

妊娠したと知って食べるのをやめたサラミをモリモリ食べようと思うし、日本に帰国したらお寿司とかも食べておきたいし。

産休に入るから関係ないやと思っていた、夏以降の仕事も頑張りたいし、プライベートでも挑戦してみたいことが出てきました。

 

願わくば、また近いうちに妊娠したいけれど、妊娠していることで諦めざるを得なかったことが、今また課題として目の前にあります。

 

とりあえず前を向けるようになったことは大きな進歩。

 

正味たった1ヶ月半ほどの短い短い妊娠生活でしたが、ホルモンの量が変わってしまうのか、いつも悩まされていた肩こりがすっかり治ってしまったり、吹き出物が出なくなったりと面白い体の変化がありました。

ですが、今日体温も下がったし、それに伴ってきっとこれらの変化も徐々に元に戻っていくのでしょう。ちょっと寂しいです。

 

私の短い短い初めての妊娠生活。たくさんの学びがありました。「お前は本当に子供を持ちたいのか?なぜ持ちたいのか?ちゃんと育てていけるのか?」ということを神様に問われているような気になりました。

沢山泣いたけれど様々なことを考える機会を与えてもらったと思っています。